能勢町を未来につなぐ

10月18日の町長選挙を前に、私がこれからの4年に取り組みたいと考えている7つのプロジェクトについてまとめさせて頂きました。次なる4年は第1期にも増して多くの施策を推進して参ります。


❶ 公共施設再編整備プロジェクト

行政機能の強化・公共施設の長寿命化・小さくても機能的な組織・持続可能な行財政運営の実現

①新庁舎新築工事

(旧久佐々小学校跡地)未来の豊かな街の形を創りあげる拠点施設であり有事の際においても行政機能を維持(令和3年1月竣工予定)

②旧歌垣小学校再編整備

診療所、通所介護施設、支所機能を備えた地域の拠点施設(令和3年3月工事発注予定)

③旧東郷小学校再編整備

地域防災拠点施設(令和3年5月竣工予定)

④新消防庁舎整備

消防力、救急力の強化充実、危機管理に対応する消防活動拠点(令和3年1月竣工予定)

※ポストコロナ時代を見据えて行政のデジタル化に取り組み、行政手続きのオンライン化、ICT技術の活用することにより利便性の向上を目指します。


❷ SDGs教育推進プロジェクト

小中一貫校・義務教育学校への移行を目指して

小・中9年間をつなぐ体系的な教育を具体化し持続可能な社会の作り手となる人材の育成を目指すと共に地域とともにある学校(コミュニティスクール)を実践します。豊中高校能勢分校と連携し地域人材の育成に取り組みます。

※ポストコロナ時代を見据えてICT教育環境の整備の一層の充実を図ります。

①全教室を無線LAN環境とした構内ネットワークを構築

②児童生徒一人当たり1台のタブレットを整備

③オンライン事業の環境整備

④授業支援ソフトの導入とデジタル教材の充実


❸ 健康長寿プロジェクト

いきいき百歳体操

事前予防型福祉の実践から地域包括ケアシステムの構築、
地域共生社会の実現へ

人生100年時代の新しい暮らしのモデルを描くため、個人から家族へ、そして地域へ、先駆的な予防・健康づくりに町を挙げて取り組みます。全町に展開している「いきいき百歳体操」の参加者の増加を図りつつ、参加者の方に協力を頂き、「オムロンヘルスケア株式会社」「大阪大学」「能勢町」が連携し、高齢者の健康を守るための調査研究を行います。(「家庭で血圧を測定し、日々記録すること」により、疾病、老年症候群が減少することの効果検証を行うものです。)世界で5ヶ所、日本では能勢町1ヶ所のみでの先駆的な調査研究事業が実現。


❹ 能勢ドアtoドア交通プロジェクト

新しい持続可能な地域公共交通を目指して

高齢者や交通弱者のための新しい交通システムを構築します。地域の皆さんの協力でドアtoドアをはじめとする新たな地域交通のあり方について検討します。

①能勢町地域公共交通システム調査検討支援業務を実施

②能勢町地域公共交通会議を9月より実施


❺ 能勢町高度産業化推進プロジェクト

能勢町を明日につなげる「新しい町の骨格を創る」ために、兼業・副業人材(地方創生戦略プロデューサー)の登用。新しい産業や企業の参入により多くの人材の交流による地域の活性化

①高度産業農業・企業の農業参入を促進

圃場整備された優良農地に農業企業の参入を求め、従来の農地の担い手である農家と連携して農地を保全する。企業と共生することによって雇用の確保と自治体として稼ぐ力(税収)をつけると共に食糧自供りつの向上を図ります。現在、岐尼地区において企業農業生産センター建設に向け地権者の皆様と協議中です。また耕作放棄地解消に向けた新たな枠組みについても具体化を進めて参ります。優良農地を明日に引き継ぎ、農地の持続性を高めることによって、「里山未来都市」につなげて参ります。

②観光物産センターの機能強化

観光物産センターを地域商社化することによって販路開拓・高負荷価値化に寄る知見や収益を生産者に還元し、加えてDMO(観光地域づくりを行う舵取り役となる法人)化することによって地域の稼ぐ力を引出します。地元産品のPR関係人口の拡大、テイクアウトコーナーの回収やレストランのブラッシュアップなどにも取り組みます。

③新名神川西インターの開通による地の利を生かした多様な産業立地

町内農地の5%(約40ヘクタール)について製造業などの多様な産業の立地を目指し農用地除外に向け大阪府と調整しています。


❻ 地域再エネプロジェクト

ドイツ・ブロリン市視察

里地と都市の再エネ地域連携による持続可能な北摂モデルの構築

再生可能エネルギーによる発電事業者から電力を調達し、電力小売事業を行う新電力会社「株式会社能勢・豊能まちづくり」を令和2年6月に設立。両町の公共施設に電力供給」を開始、今後は両町の事業者や一般家庭にも電力供給を広げ、持続可能なエネルギーの自給を目指します。能勢町からエネルギー代として地域外に流出している約8億円を能勢町に還流させる本プロジェクトによって新たな行政ニーズ、地域課題に対応する仕組みを構築します。

まず、暮らしを守る非常電源を民間事業者と協力し確保することによって停電時の避難場所を提供します。また新しくつくる電気会社の「でんき自動車」で移動手段のない人に向けたちょっとした移動サービスの実現にも取り組みます。CO2削減や生物多様性の保全など里山の魅力を高め、能勢町から「グリーンリカバリー」を発信します。


❼ 能勢町DXプロジェクト

ウィズコロナ時代、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、里山未来都市(SOCIETY5.0)を実現します。

①行政のDX化(必要なサービスが時間と場所を問わず最適に受けられる社会を目指します)

カウンターレス、キャッシュレス、ペーパーレス、ファイルレス、ムーブレスの5つのレスを実践していきます。

②リビングシフト(リモートワーク、コワーキングスペース、ワーケーション)を進めます!

テレワークやICT技術を活用し、能勢町で働ける環境を整備し本町への移住・起業を加速させます。 

③テレワーク拠点整備(能勢町で働く人のエンゲージメントを向上させます。)

場所をつくり、人材をつくり、仕事をつくる。テレワークの推進で女性が働きやすい環境を整備し、新たな雇用を創出します。